YAMAHA_L2MSマネージャーとエージェントの間にアライドテレシス製スイッチがあるときエージェントを認識できない場合の解決方法の一例です。
前提:想定構成
例えば下記のような構成のときに使えます。
- YAMAHA製ルータorスイッチ(L2MSマネージャー) - アライドテレシス製スイッチ - YAMAHA製スイッチor無線AP(L2MSエージェント)
- YAMAHA製ルータorスイッチ(L2MSマネージャー) - 他社製スイッチ - アライドテレシス製スイッチ - YAMAHA製スイッチor無線AP(L2MSマネージャー)
結論:アライドテレシス製スイッチで「vlan classifier」を使います。
L2MSマネージャーとL2MSエージェントの間にあるアライドテレシス製スイッチに「vlan classifier」を設定します。
vlan classifierについては下記リンクを参照ください。
CentreCOM x530/x530Lシリーズ コマンドリファレンス 5.4.9
詳細:TAGポートにvlan classifierでL2MSの制御に使う独自プロトコルのL2フレームを設定します。
YAMAHAの公式サイトから引用します。
L2MSのプロトコル
L2MSの制御には以下に示す独自プロトコルのL2フレームを使用します。
項目 | 値 |
---|---|
宛先MAC | 01:a0:de:00:e8:12 ~ 01:a0:de:00:e8:15 |
Ethertype | 0xe812 |
マネージャー と エージェントとの間にファイアーウォールを設置する場合は、ファイアーウォールにこのL2フレームを通過させる設定を行う必要があります。
L2MS
このEthertypeの0xe812をvlan classifierに設定することで、L2MSマネージャーとエージェント間の通信を許可することができます。
終わりに:アライドテレシス製スイッチに限ったこと?
一番最初に書きましたが、これはアライドテレシス製スイッチが絡んだ時の解決方法です。他社スイッチ(筆者ではciscoしか経験ありませんが)が間に入ったときは問題なくL2MSマネージャーとエージェントが通信・認識できていました。
少しでも同じ境遇にあった方の参考になれば幸いです。
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